ハシオキ置き

なんか思ったことを書く。徒然なるままに?

【食レポ】猫缶を食べました

先日、長年ためらっていた猫缶の試食をついに行いました

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ねこまんま




事の発端は数年前のコンビニでの出来事です

私がまだ高専生の頃で、寮にいるときはよく友人と近くのコンビニに行っていました

きっかけになったその日も、いつもと同じように友人とコンビニへ行きました



私はコンビニに着くとまず右に曲がり、それから全ての棚を縫い歩くように店を散策します

それをしている最中に事件は起きました

確か、お菓子の並んでいる棚に向かう折り返しの地点でした

視界の隅、足元あたりにとても美味しそうなパッケージが見えたのです

原色に近い鮮やかな色を背景に、煽情的な撮られ方をした食べ物の写真が貼られている、とても食欲をそそるものでした



私はお菓子の棚へ向かう足を止め、しゃがんでそのパッケージを手に取りました

それは缶詰でした

それを見た私の第一印象は「最近は缶詰の人気も高いらしいし、買ってみようかな」でした

しかし、私は重大なあることに気が付いたのです


この缶詰には猫の写真が使われている




この特徴が意味することは、察しの良い読者なら既に気付いたでしょう

そう、その缶詰は猫缶だったのです

※猫缶・・・缶入りの猫用食品の事である(ピクシブ百科事典より)

私はとても悲しみました

「猫缶かぁ…なら食べれないなぁ…」




後日、再びコンビニへ行ったときのことです

またしても猫缶が視界に入りました

しかしながら、私も学習する生き物です。前回と同じような失敗はしません




「あぁこれは猫缶だよ」


自分に言い聞かせました

そして直後、




「猫缶なら食べれないかぁ…こんなに美味しそうなのに…」


「「こんなに美味しそうなのに」」


これが後に尾を引くことになります




数年もの間・・・




この事件から約5年後の私は、未だに猫缶の呪縛から逃れることができずにいました

コンビニやスーパーで猫缶を見るたびに

「美味しそうだなぁ」

「でも猫缶だしなぁ」

と、落ち込む日々です




そんな日々を壊すことに、きっかけはもはや必要ありませんでした

数年のフラストレーションが溜まりきっていたのでしょう

突然、

「よし!猫缶食べよう!」

と意思が固まりました(石のように)




そこからはもう、放たれた矢も同然です

気付いたら家に猫缶がありました



一人でただ猫缶を食べるのも面白くないなと思った私は、最近入り浸っているとある配信アプリで食レポ配信をすることにしました

とはいえ、固定リスナーがいないのが問題です


私はその頃仲良くしていた人(以下、甲)に、ダメもとで

「猫缶食べる配信するんだけど、一緒に食べない?」

と聞きました



すると、なんということでしょう

「うん!いいよ!」

メイウェザーもビビるほどの即答でした

私は相手が正気に戻る前に日程や食べる猫缶を伝えました





おまたせしました、当日です

私と甲が用意したものは別の会社から出たものでした

私が用意したものが、いなばのわがまま猫

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いなばのわがまま猫

甲が用意したものは、CIAOのかつお&おかかでした(画像なし)



配信をつけ、時間を満ち、リスナーも数名

さっそく私たちは猫缶を開封しました


「え、なかなか匂い強くね?」


が二人の口から出た初めの言葉です

そう、両者とも猫飼いじゃないので猫缶を嗅いだことすらありませんでした

「これなら美味しいのかも」

希望を持った私達は、ツナを口へ運びました

さぁ!お味のほどは!!!





「味な」





まじで味がない

食べ物ってこんなに味をなくすことができるの?

出汁とった後のなまり節です

猫缶のゼリー部分がたまに舌に当たるせいで食べ物じゃない感がすごい



甲に感想を聞くと、

「味はちょっとあるけどめちゃくちゃ薄い…でもこっちはゼリーほとんどないから食べやすいかも」

と言っていました



味付けない状態ではCIAOが食べやすいみたいですね!!!

いかがだったでしょうか?

今後の猫缶の進展に期待しましょう!!




ここで終わるわけないです

数口食べた程度じゃあ110gの猫缶はなくなりません

ここから、いくつかの調味料をつけて食べたときの感想を列挙します




醤油:合う。もはや鰹節。しかし、これを食べるなら鰹節を食べた方がいい。コスパ的にも。

塩:合わない。海の味。海というか海水。

胡椒:合わない。喧嘩しまくり。自分には舌が二つあるんじゃないかと疑った(正直者なので舌は一枚しかない)。

鶏ガラスープの素:惜しい。旨味が追加されるので出汁を取っている途中のなまり節になる。

チーズ:チーズの塩気と猫缶が合う。そう思った矢先に、チーズの匂いのせいで腐った魚を食べてる気分になった。

マヨネーズ:ツナマヨになる



こんな感じで、大体合わない

醤油に合うのはやっぱり和食って感じがしますね

醤油はどの和食にも合うようにできてる



このまま終えるのは悔しかったので、ゼリー感をなくすために醤油と鶏ガラスープの素で炒めてみました

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猫缶を炒めてみた

ゼリー部分のせいで炒め料理じゃなくなりましたが、水分を全部とばしました

するとこう

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炒めた猫缶

いい感じ

気になる味ですが、、、、

大体お味噌でした

油みその中の肉みたいな味がします

多分おにぎりに入ってても分からないし某おにぎり炎上系コンビニの具はこれなんじゃないかな



炒めたやつにマヨネーズをかけました

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マヨon炒めた猫缶

味が濃すぎです




最後に大事なことを書きます

今回、様々な調味料や調理で味を変え、最終的には美味しくできあがりました

しかし、いつまでも体の起こす拒否反応は鳴り止みませんでした



ずっとこう、お腹いっぱい食べたときみたいな感覚がする

体「食うなよ?」

って感じ




体ってすごいね